第2レッスンです♪
第2回目は、まず基本(?)に戻って、「黒執事」作品のテーマの1つともいえるセリフ、
「あくまで、執事ですから」
をいってみようと思います~♪
これも、「あくまで」+「執事」と、「悪魔で」+「執事」の2通りの意味を表現しなければならない、ということで、英語化は多少困難だったのですが、「悪魔」に関連するある単語をちょっと工夫して使うことで、一応解決しました。その訳文が、コレ↓。
"I'm just one hell of a butler"
レッスン2でも使った、"a hell of"がここでも役立ってます。
前回も書いたとおり、"a hell of" にはものすごいとか、素晴らしい、凄まじい、最高、という意味があるのですが、ここではその他にも暗喩として、悪魔を連想させる「地獄」の意味も含ませています。そして、ここで"a"の代わりに"one"を強調的に使うことで、彼がいかに「凄い執事」かを強調しました。
一方、「あくまで」の部分は、"just"だけでさらっと流しています。他にも、"through and through"とか"absolutely"などといった単語があるのですが、セバスチャンがさらっと言い流すセリフとしては重すぎて、説明的すぎると判断したため、あえて、「単なる」という意味を持つ"just"を使いました。
英訳を日本語に直訳すると、
「あくまで、(地獄のように)有能な執事ですから」
と、ちょびっとタカビーな色がはいってしまいますが(苦笑)、実際、悪魔でプライドの高いセバスチャンのセリフとして考えれば許容範囲内かと。
これで、セリフとしてもさらっと軽く、短く、しかも悪魔な暗喩もちゃんとキープした英訳の完成DEATH☆!(笑)
*こちらに掲載している翻訳例は、念のためイギリス人によるネイティブ・チェックをかけてありますが、あくまでも一翻訳者による一翻訳例であることをご了承ください。
2009年4月25日土曜日
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